日時 | 2019年7月27日(土)8:45〜15:50 |
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場所 | ベルサール高田馬場 B2F「ホールA+B」 ホールA「消化管の部」、ホールB「肝胆膵の部」 〒169-0072 東京都新宿区大久保3-8-2 TEL.03-3208-0880(代表) |
会場費 | 3,000円 |
パンフレット | |
プログラム | プログラム |
1)兵庫医科大学 炎症性腸疾患内科 樋田 信幸
2)京都大学医学部附属病院 内視鏡部 松浦 稔
3)九州大学大学院 病態機能内科学 鳥巣 剛弘
1)兵庫医科大学 炎症性腸疾患内科 樋田 信幸
2)京都大学医学部附属病院 内視鏡部 松浦 稔
3)九州大学大学院 病態機能内科学 鳥巣 剛弘
兵庫医科大学 腸管病態解析学 渡辺 憲治
東京慈恵会医科大学 消化器・肝臓内科 猿田 雅之
炎症性腸疾患の診断において内視鏡はゴールドスタンダートである。一方で実臨床では診断に迷う症例、類似の内視鏡像を呈する鑑別疾患、炎症性腸疾患+アルファ、などに遭遇し、内視鏡診断によって治療方針が異なる場合がある。今回は、標準的な症例から難治例、鑑別を要する症例、などについて診断とそれに基づいた治療プランについて討議する。
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1)仙台厚生病院 消化器内科 平澤 大
2)九州大学大学院 病態制御内科学 林 康代
1)東京大学医学部附属病院 消化器内科 辻 陽介
2)東京都がん検診センター 消化器内科 山里 哲郎
3)国立がん研究センター中央病院 内視鏡科 吉永 繁高
対策型の胃癌内視鏡検診が開始され、クリニックから大学病院まで非常に多くの内視鏡検査が全国的に行われている。昨今のH.pylori 感染率の低下もあり、H.pylori 感染胃にみられる限局性病変で形成されてきた従来の診断学とは相入れない限局性病変に遭遇する機会が増加している。そのうち、胃底腺型胃癌については様々な検討会で取り上げられてきたが、その他の注意を要する限局性病変についての検討の場が十分ではない。今回、これらに焦点を絞った検討を行いたい。
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消化器日常診療では症状があるにもかかわらず内視鏡等で異常を認めない機能性消化管疾患は実に多いことがわかっている。実地臨床ではこのような内視鏡異常を認めない腹部症状患者をどう扱うかが重要である。今回の主題では好酸球性食道炎や NERD などをどう鑑別して確定診断に持ち込むか、どう治療するかなどを、主題講演で国内の第一人者の先生方にお願いしている。必ずや日々の診療に役立つものと確信している。
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1)「小腸」広島大学病院 消化器・代謝内科 岡 志郎
2)「大腸」九州大学大学院 病態機能内科学 河野 真一
3)「大腸」聖マリア病院 消化器内科 河野 弘志
九州大学病院 国際医療部 森山 智彦
名古屋大学医学部附属病院 消化器内科 中村 正直
京都府立医科大学 消化器内科 吉田 直久
金沢大学附属病院 放射線科 米田 憲秀
1)ASS1 陽性分類不能型肝細胞腺腫の1例
久留米大学医学部 病理学講座 草野 弘宣
2)当初 FNH と診断され、長期経過観察中に腫瘍増大を認めたため手術を施行した炎症性
肝細胞腺腫の1例
医療法人彰和会 北海道消化器科病院 外科 田本 英司
3)FNH-like lesion 内に限局性に肝細胞腺腫を認めた特発性門脈圧亢進症の1例
東京医科大学 消化器内科学分野 菊地 美穂
久留米大学病院 臨床検査部 中島 収
以前より肝細胞腺腫は肝細胞由来の良性肝腫瘍であり、経口避妊薬との服用を疑うべき若年女性の正常肝に発生する多血性腫瘍で、肝細胞癌との鑑別を要するものとして知られていた。それが 2010 年消化器系腫瘍のWHO 分類改訂に伴い、肝細胞腺腫は免疫組織化学的診断により@HNF1α不活化型 Aβ-catenin 活性化型B炎症型 C分類不能型の 4 つの亜型に分類されるようになり、また近年 NASH・アルコール性肝硬変・肝内血流異常などとの関与も示唆され、他の良性肝結節との鑑別診断が再議論されるようになってきた。臨床的にも出血や癌化をきたした症例などが報告され、肝細胞腺腫と診断したうえで治療対象とした症例も経験するようになった。今回、肝細胞腺腫と診断された症例を多数ご応募いただき、それらをまとめて画像的・病理学的に再検討することにより、最新の肝細胞腺腫の診断と治療を再確認していただきたい。
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1)異時性胆管癌の1例
北海道消化器科病院 内科 中村 英明
2)根治的肝切除後に下部胆管再発をきたした胆管内乳頭状腫瘍の1例
静岡県立静岡がんセンター 肝胆膵外科 上村 将夫
3)胆嚢管癌術後に発症した膵内遺残胆管癌の1例
愛知県がんセンター中央病院 消化器外科 千田 嘉毅
4)遠位胆管に再発した肝門部領域胆管癌の1例
長崎大学病院 消化器内科 小澤 栄介
5)中部胆管癌の術後に異時性胆管癌を切除した1例
北海道大学病院 消化器外科 II 中西 喜嗣
胆管癌切除後の予後が向上するにつれ、残存した胆管に新たに発生する“異時性胆管癌”が注目されている。具体的には、1)肝門部領域胆管癌切除後の遠位胆管癌、2)遠位胆管癌切除後の肝門部あるいは肝内胆管癌ということになる。前者では、肝外胆管切除再建を伴う肝切除後の膵頭十二指腸切除が、後者では膵頭十二指腸切除後の肝切除が必要であり、いずれも高度な癒着のため高難度な手術が必要となる。今回は、1)或いは2)の 病態(勿論、胆管断端陽性による再発例は含まない)で両方の病変が外科的に切除され、病理学的に詳細な検討が可能な症例を提示いただき、主に“field cancerization”の概念を念頭に発癌について論じたい。可能であれば、各種免疫染色(MUC-1, -2, -5AC, -6, HGM, CDX2, P53 等)や molecular な解析(KRAS, NRAS 等)が行われていることが望ましい。多くの施設から症例の応募を期待する。
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1)慢性膵炎の経過観察中に発生した TS1 膵癌の1例
広島大学病院 消化器・代謝内科膵臓研究室 中村 真也
2)診断に苦慮した慢性膵炎合併膵頭部癌の1例
手稲渓仁会病院 消化器病センター 小林 陽介
3)長期経過観察中の慢性膵炎患者に発生した膵頭部癌の1例
東京医科大学病院 臨床医学系消化器内科学分野 朝井 靖二
4)慢性膵炎の経過観察中に異時性多発性膵癌を認めた1例
京都大学医学部附属病院 消化器内科 平野 智紀
慢性膵炎は、一般人口に比し、膵癌のリスクが13.3倍、慢性膵炎診断後2年以上の経過例では5.8倍である。さらに遺伝性膵炎では69倍とされている。慢性膵炎に膵癌発生率が高い背景には、飲酒や喫煙などの生活習慣や合併する糖尿病などの影響が指摘されているが、明確なエビデンスはない。慢性膵炎による膵石灰化、膵萎縮、主膵管拡張などは膵癌の早期発見を困難にしており、全国調査では慢性膵炎合併膵癌の切除率は32%と低率で、特に膵石合併例では8%である。そこで、慢性膵炎を5年以上経過観察中に発見された膵癌と経過中の慢性膵炎の画像の特徴と、臨床像を明らかにし、膵癌の早期発見に役立てたい。膵癌の診断は切除例や剖検例に限らず、EUS-FNAなどの生検で病理学的に診断された症例も歓迎する。多くの施設から多数の応募を期待する。