開催記録

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第7回岡山CTコロノグラフィー研究会

日時 2015年9月14日(月)19:00~21:00

場所

岡山コンベンションセンター レセプションホール

〒700-0024 岡山県岡山市北区駅元町14番1号 地図

TEL:086-214-1000

研究会参加人数 67名
当番世話人 松田 英治、池長 弘幸(川崎医科大学附属病院)

プログラム

情報提供

エーディア株式会社市川篤様より、近年の大腸がんの状況を詳細な統計データから紹介され、今後、さらにCTコロノグラフィーが診断に有用な検査となり得ることを報告されました。

特別講演Ⅰ

「診療放射線技師から見た大腸CT検査」をテーマに、倉敷成人病センター、重井医学研究所附属病院、岡村一心堂病院の各施設での現状を、次の要領で報告していただいた。各施設とも日ごろから創意工夫や苦労を積み重ねておられることの伝わる発表でした。

各施設の報告内容

①CTC検査について

導入理由、経緯、CTCの対象患者、検査件数(人数/年間、いままでの合計人数)

②CTC前処置(タギング・肛門カテーテル挿入および抜去・鎮痙剤の有無)

前処置は誰が行うか、前処置する場所はどこか、タギングの方法、前処置の課題

③CTCの撮影・炭酸ガス送気(誰が行うか・送気の注意点)

CT装置、撮影プロトコール、撮影体位(仰臥位・腹臥位・側臥位)および撮影順序、被ばく低減技術、撮影の課題

④読影・使用ワークステーションおよび読影の手順・方法

flythrough、VGP etc、誰が行うか(一次および二次読影)・技師が行う場合、読影トレーニング方法、読影の課題

⑤記憶に残るCTC失敗例

特別講演Ⅱ

「SYNAPSE VINCENT大腸解析機能のご紹介~開発経緯とその特徴~」

板井 善則 先生(富士フィルムメディカル株式会社)

「SYNAPSE VINCENT大腸解析機能のご紹介~開発経緯とその特徴~」と題して、板井善則先生(富士フィルムメディカル株式会社)にご講演いただきました。講演ではシビアな臨床現場の声を反映させながら開発を進めた経緯、独自で開発した高速画像表示ソフトウェアと高速プロトコルおよび高精度な3D画像解析処理の原理までも紹介していただきました。

CTCにおいては画像認識技術を用いた自動抽出技術を、従来バージョンからさらに改良しワンクリックで抽出できる領域を拡大するとともに、機能も大きく精度向上したことも紹介されました 本装置のユーザーとしては、2D画像から3D画像化する処理スピード、さらにサーバからクライアントへの画像転送の高速化を実感しストレスなく操作することができております。今後も、ワークステーションがより進歩することを期待しております。

会場風景

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