開催記録

プログラムへ戻る

「第1回膵Perfusion CT画像研究会」一般演題10

10.Perfusion CTにて結節性病変の質的解析を行ったIPMCの1切除例

田附興風会 医学研究所 北野病院 消化器センター内科

八隅秀二郎、山内淳嗣、淺田全範

抄録

症例は60歳代後半男性で、人間ドックで膵頭部にのう胞性病変を指摘され紹介受診となる。術前診断は、膵頭部の直径3cm弱のmixed type IPMC; T2N0M0 cStage II (JPS), cStage Ib (UICC)との診断でPPPDが行われ、最終診断は術前と同様fStage II (JPS), fStage Ib (UICC)であった。本症例において腫瘍部と正常部においてperfusion CTを行ったところ、Mean PBF (ml/min・100g); 膵実質 134.1; 結節部66.8で、Time dencity curveより

Time to peak;膵実質, 30.0sec; 結節部, 36.0secと、腫瘍部では正常部に比べて血流が少なく、またピークまでの時間の延長が認められた。切除標本を血管内皮に比較的特異的な抗体であるCD31で免疫染色を行い、High power field 10視野の平均を比較したところ、

IPMCの結節におけるPBFが膵実質のものより遅かった原因として腫瘍内の血管密度が粗である可能性が考えられた。


拡大して見る