廣岡 芳樹
藤田医科大学 医学部 消化器内科学講座
この度、肝胆膵治療研究会の代表世話人を拝命いたしました藤田医科大学 医学部 消化器内科学講座の廣岡芳樹でございます。初代代表世話人の中澤三郎先生、第2代代表世話人の乾 和郎先生という名実ともに我が国を代表する肝胆膵領域の第一人者の後を受けて重責を担わせて頂くことになりました。
第一回肝胆膵治療研究会は中澤三郎会長のもと平成2年7月12日に開催されました。私は、本年、令和3年8月21日に第57回肝胆膵治療研究会をお世話させて頂きました。その折の世話人会におきまして、本会の代表世話人に選出頂きました。30年を超える大変歴史のある研究会をお世話させて頂くことを光栄に思うとともに、その重責に身の引き締まる思いです。
私自身も本研究会で発表をさせて頂き、厳しいご指摘を受けたことも多々御座います。今思いますと、この研究会において、ご参加の先生方と意見を述べ合い、切磋琢磨したことが自分のためにどれだけ役に立ってきたか痛感しております。肝胆膵領域における外科と内科の考えを真正面からぶつけあえるこのような研究会と一緒に歩んでこれたことはまさに幸運であったと思っております。
今後は、本研究会の代表世話人として、東海地方の肝胆膵領域の更なる発展に少しでもお役に立つことが出来ればと考えております。特に肝胆膵領域の診療・研究を目指す若手医師を多く育成し、彼らが本邦の肝胆膵領域の中心的立場になるために役に立つことができる研究会を目指したいと存じます。もとより、浅学菲才の私でありますので、皆さま方のご指導や支えを頼りにさせて頂きたく存じます。
皆様方のご指導、ご支援のほど、何卒、よろしく御願い申し上げます。