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本会は、腰痛の病態・診断・治療等の研究に関する知識交流の場を提供し、日本における腰痛研究の発展をはかり、腰痛患者のQOLの向上等に貢献することを目的としております。

第29回腰痛シンポジウム開催にあたって

担当世話人 山下 敏彦(札幌医科大学医学部整形外科学講座 教授)

2001年のDeyoらの論文1)以来、種々の検査によっても原因が特定できない「非特異的腰痛」が腰痛症例の85%を占めるとの認識が広まりました。一般には「非特異的腰痛」イコール「原因不明」と解釈され、患者の不安や不信感の一因となることもありました。また「心因性腰痛」と混合され、それが腰痛の大多数を占めるといった誤解をも生じました。そもそもDeyoはプライマリ・ケア医で、専門医による診療が必要な特異的腰痛を見分けることが診断の目的であり、その他の「非特異的腰痛」とされた症例の原因究明はあえて必要としない立場にありました。

2016年、山口大学のグループは、整形外科専門医が詳細な身体診察と診断的ブロックを行うことにより、80%の腰痛症例の原因は特定できることを報告しました2)。「非特異的腰痛」が20%程度であるという結論は、臨床の第一線で診療にあたる多くの整形外科医の実感に合致するものでした。そこで今回の腰痛シンポジウムでは、まず「非特異的腰痛再考」として、問題の背景とアスリートにおける腰痛の実態を西良先生(徳島大学)に、そして前述の論文の著者である鈴木先生(山口大学)に山口県腰痛Studyの概要について述べていただきます。

次に、「非特異的腰痛」の原因としての筋肉、椎間関節、仙腸関節、椎間板および神経障害に関して、それぞれ金岡先生(早稲田大学)、加藤先生(福島県立医科大学)、村上先生(JCHO仙台病院)、折田先生(千葉大学)に病態や診断のポイントについて解説していただきます。

最後に、「非特異的腰痛」の治療に関して、薬物療法、理学療法、集学的治療のそれぞれに造詣の深い川口先生(富山大学)、成田先生(健康科学大学)、牛田先生(愛知医科大学)に解説していただきます。

本シンポジウムが、「非特異的腰痛」に対する認識を新たにし、日々の腰痛診療がより円滑で有効性の高いものとなることに寄与できれば幸いです。

1)Deyo RA et al., N Engl J Med, 2001, 344:363-370.

2)Suzuki H et al., PLoS One, 2016, Aug 22;11(8):e0160454.

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更新情報

2017.12.25
「第29回腰痛シンポジウム」開催予定を掲載いたしました
2017.02.14
「第28回腰痛シンポジウム」開催予定を掲載いたしました
2015.12.15
「第27回腰痛シンポジウム」開催予定を掲載いたしました
2014.12.26
「第26回腰痛シンポジウム」プログラムを掲載いたしました
2014.12.04
「第26回腰痛シンポジウム」開催予定を掲載いたしました
2014.11.01
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